ICUへの転職を成功させるポイント「求人の選び方」

命を預かるICUの現場

看護師のスキルが磨けるICUで働こう!

求人選びのポイント

求人選びのポイント

ICUに転職する際に注意しておきたいポイントをまとめています。病院の規模によって扱っている疾患内容も異なるため、自分の求めているポイントに合っているか事前に確認しておきましょう。ここでは特に注目しておきたいポイントを紹介するので、求人の内容を比較する際の参考にしてみてください。

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ICUの規模

病院によってICUの規模は異なります。4床程度しかない病院や20床以上もある病院など規模の大きさは様々ですが、規模が大きいほど重症の患者さんが多い傾向があります。スキルアップを目指してICUへの転職を考えているのであれば、様々な疾患を扱っている可能性が高い規模の大きな病院がおすすめです。

患者さんの重症度

ICUには重篤な状態の患者さんが多く入院していますが、病院によってICUの患者さんの重症度は全然違います。意識がない人や命の危機に瀕している人などの集中管理が必要な患者さんだけでなく、人工呼吸器をつけているからというだけでICUにいる患者さんもいますが、最先端の医療を学ぶためにICUへ転職してきた人からすると、人工呼吸器をつけた程度の重症度の患者さんでは物足りないかもしれません。
ICUだから重症度が高い、というわけではありません。看護師のスキルを磨きたいのであれば「どれくらいの重症度の患者さんがいるか」を確認しておくことも大切です。

CCUやSCUの有無

CCUとは循環器系のICUのことで、SCUは脳卒中専門のICUのことです。同じ病院にICUだけでなくCCUやSCUのある病院は疾患によって患者さんが細分化されているため、ICUには心疾患や脳疾患の患者さんが入院していません。そのため、幅広い症例を学びたい人には向いていないでしょう。ですが、SSUやSCUがある病院は重症度の高い患者さんが入院しているため、高度で最先端の医療が学べます。

HCUの有無

HCUとは準集中治療室のことで、ICUと一般病棟の中間的存在です。「ICUで集中管理するほどではないけれど一般病棟に移すのは不安がある患者さん」が入院しています。意識が回復した患者さんも多いので、しっかりとコミュニケーションを取りながら看護できます。

夜勤回数

24時間体制で患者さんを管理しているICUでは夜勤も当然あり、一般病棟に比べると夜勤の回数は多めです。体力がある20代なら月7回、40代で家庭がある人なら月4回、と柔軟に対応してくれるところもあれば、平等に全員同じ回数、と病院によって夜勤の設定は異なります。看護師にとって夜勤は当たり前ですが、中には苦手な人もいるかと思います。負担を減らしたいなら夜勤回数をあらかじめ確認おくといいでしょう。

残業時間

ICUに転職するにあたって必ず確認しておきたいのが残業時間です。一般病棟に比べると残業は少なめですが、すべてのICUがそうだというわけではありません。ただでさえ、ICUはハードな職場なのに残業まで多いとなると体力的にも厳しくなってしまいます。「残業はあるのか」「月にどれくらいあるのか」きちんと確認しておきましょう。